当ページの転職体験談は当HP管理人の皆川の実体験を記載したものです。

私の経歴等の詳細は次のリンクをご参照ください。

Big4に転職してからシニアコンサルにプロモーションして、2年程度たったあたりで、

なんとなくコンサルとしての自分に若干の自信がでてきた一方で、仕事にがっつり飽きていました。

また、早くマネージャーになりたいななんて思っておりました。

また、私は、気分の落差が大きく、数か月ごとに気分が落ち込み、仕事が嫌で嫌で仕方なくなります。

まじで、辛くて辛くてしかたがなくなります。

なんだかんだコンサルとして続いてはいるものの、はやり将来の不安は消えません、

どうしても心を保てなくなることが定期的にくるのです、

そんなときは、転職活動を再開して、求人を見ながら心の平静を保っています。

求人見ているだけで、心躍るのですよね。

コンサルは売上やチャージ時間等のKPIが厳しいことから高給かつ楽な仕事ができそうな日本の大企業を目指していたのですが、

（本当にそんな会社が存在するかは別のお話ですが）

自分の同僚でシニアコンサルから他のBig4にマネージャーとしてランクアップ転職をした人が何人かいたこともあり、

マネージャーに今すぐなれるのであれば、コンサル続けてもよいかなーと思い、ランクアップを夢見てKPMGを受けることにしました。

書類審査

Big4コンサルから他のBig4、アビーム、アクセンチュア、NRI当たりの同等ランクのコンサルへの転職の場合、書類審査は、希望職種が的外れでもない限り、ほぼ100％通過で、なんなら、書類審査無しでいきなり面接のケースが多いです。

面接もマネージャーやディレクターを通さずにパートナー面接から行う場合も多いです。

そのため、面接回数も少なく1回のみということもあります。（第二新卒の場合は、最低でも2回以上の面接を実施します）

KPMGも同様で、登録していたキャリアエージェントからKPMGのビジネスコンサルの書類審査無しの求人が届いたのでさっそく応募し面接を実施しました。

適性検査（Webテスト）

適性検査（Webテスト）は実施されませんでした。デロイト等適性検査が必須のところもあるようですがKPMGはそうではないようですね。

なお、KPMGで適性検査を実施するさいは玉手箱を利用すると聞いています。

Big4では、適性検査のボーダーはかなり低く、ここで落とされたという話は聞いたことがないですね。

一次面接はいきなりパートナーでした。

求人が金融系のマネジメントコンサルだったので、パートナーももちろん金融系の方でした。

1対1の面談形式です。

初回からパートナー1人なので、一次面接＝最終面接となります。

面接はいつもどおり自己紹介から始まります。

とくに現在の業務内容を詳しく聞かれました。

こちらの力を試しているのか、

「業務改善プロセスの解決方法を一から説明して」、

「こういった場合は工数どれくらいかかるかな？」等、かなり突っ込んだ質問を受けました。

普段、プロセスの課題解決方法を一から説明したりしないので、結構難しかったです、、

また、次に聞かれたのが転職理由です。

なぜ、同じBig4から他のBig4に転職する必要があるのか？ってところです。

当たり前ですよね、普通に疑問ですもんね。

私は、給料を上げたいから、環境を変えたいからとストレートに回答しました。

本当はマネージャーアップしたいんですけど、いきなりそれはいえないので、

とりあえずこの回答で行きました。

面接官側も、Big4間の転職に関しては、聞かなくても理由だったり背景はある程度わかっているのかそれ以上のことは聞かれませんでした。

次に、パートナーのチームの具体的な業務内容説明です。

ここで、私の現在の業務との親和性を確認します。

一応に、即戦力としての転職になるのに、まったくの未経験だとダメなのです。

一通り話し終わったところで、パートナーから、

思ったより金融の業務経験足りないねと言われてしまいました。

まー、はいはいそうですねって感じでした。

私もそう思ってましたし。

そしたら、パートナーから、公共系のパートナーが人足りないって言ってたから紹介しようか？と提案されました。

KPMGは面接官のチームで雇ってもらえない場合でも、他に紹介できるチームがあれば積極的に紹介してくれる制度になっているのです。

そんな感じで、一次面接は保留？という形で終わりました。

キャリアエージェントから連絡がきて、次に公共系のパートナーと面接を受けるとのことで日程調整依頼が来ました。

正直、この調子だとマネージャーアップは夢のまた夢だなということもあり、気分ががた落ちです。

前回、一次面接で金融系のパートナーからお断りをいただき、今回は公共系のパートナーとの面接です。

パートナー面接のリベンジマッチです。

業務終了後、大手町のKPMG本社の会議室で面接です。

面接はいつも通りの自己紹介から始まったのですが、

早い段階で、パートナーから入社後に入ってほしいプロジェクトについて紹介されました。

あ、内定出てるんだなって気づきました。

前回の面接で、金融系のチームからはお断りされましたが、KPMGに入社する実力はあるということは認めてもらえていたのだと思います。

ありがたや。

紹介されたプロジェクトは、地方公共団体の土地開発案件でした。

PFIを活用した遊休地の土地利活用です。

もちろん具体的なプロジェクト名については伏せての話です。

これ、今のファームでがっつりやっている領域です。

確かにこのプロジェクトなら即戦力として入っていけるなと思いました。

私の専門としている分野のプロジェクト紹介ということもあり、かなり突っ込んだ会話もするこができて話が盛り上がりました。

留意点として、自治体が地方にあることから1年以上の転勤が必要ということです。

転勤場所についてはざっくり○○地方と伝えられ、具体的な場所は不明です。

転勤については、特に問題ない旨を伝えたところ、パートナーが会話の流れを変えてきました。

「どの職階でワークできると思ってる？」

きました、まさかパートナーからこの会話をしてくれるとは思いませんでした。

もともと、マネージャーアップできる場合に限りコンサル間の転職をしたいと考えており、

どのタイミングで交渉をしようか考えていたので助かりました。

「現在はシニアコンサルとして働いていますが、プロジェクトではインチャージだけではなく、契約の管理、予算の管理まで幅広くやっていることもありマネージャーとしてもやっていける自信はあります。

転職理由は、年収アップを目指していることが一番ですが、できることならマネージャーとして挑戦できる環境を希望しています」

と回答しました。

・・・・・しばらく沈黙が流れ、、、

「なるほどね」って回答がきて終わり、、、

うーーーーん、撃沈したって印象です。

職階については一往復の会話で終わってしまいました。

次に希望年収についてパートナーから話がきました。

ぐいぐい来ます。

おそらく、この面接の場で全ての交渉事を完了しようとしているのかなと思いました。

私の当時の年収は800万円と少しだったのですが、最低+50万、可能なら900万以上を希望しました。

マネージャーアップを狙うなら1000万と回答したかったのですが、今の年収から1000万と回答するのは恥ずかしくできませんでした。

すると、今回案件は、地方転勤ありで日当が出るため、基本給にプラス120万ぐらいは上乗せできると思ってくれて良いと言われました。

その場合、年収は1000万ぐらいは行くだろうと。

ちょっと、話をはぐらかされた感じですね。

私の希望年収マックスの900前後を提示しつつ、さらには年収1000万程度までいくとのことですが、

案に、マネージャーとしての採用は無理って言われている気がしました。

マネージャーは無理だけど、マネージャー相当の年収を提示をしたって感じでした。

この辺で完全に気持ちが落ちきりました。

目標にしていたマネージャーアップは無理だなと。

とはいいつつ、手当込みとはいえ夢の年収1000万円を提示していただけたことは非常に嬉しいものがあります。

その後は、適当に雑談で盛り上がって面接終了です。

数日後、エージェントからメールが来ました。

内定とのことです。

面接結果がすぐくるのはありがたいですね。

この段階で詳細な条件提示はなしです。

マネージャーアップの希望が叶ったのか叶わなかったのか不明です。

追って採用内定通知書をPDFのメールと、原本の紙媒体を郵送で送付してくれるとのことです。

さらに、採用内定通知書についてKPMGの採用担当者と面談して欲しいとの連絡です。

オファーレター記載内容は下記となります。

なお、年収に関するアンケート(下記)にご回答いただいた方には、オファーレターの原本を限定ページで公開します。

限定ページでは、各ファームのオファー年収の詳細情報も公開しています。

ぜひご回答をいただけないでしょうか。

キャリアエージェントから内定の連絡がきてから数日後、まず、PDFでオファーレターが届きました。

はい、職位がマネージャーじゃなくてシニアコンサルでした、、

わかっていたとはいえ、悲しい現実です。

やっぱりマネアップの転職は難しいですね、、、

年収ですが基本給800万に裁量労働手当が25時間分込みみたいですね。

25時間分超えた分も申請できるのかしら？

800万円にプラスして業績賞与です。

業績賞与は一般的なパフォーマンスなら10％程度との説明をもらいました。

ってことは、基本給800万＋賞与80万で想定年収は880万ですねー。

確かに、今の年収よりかは上がるが、、、

面接のときに言われた内容から想定していた範囲内だが、、、、

面接官の話だと、今回の案件は地方転勤ありで、手当が月10万程度見込めるため、

込々年収1000万です。

手当込みとはいえ年収1000万円が現実になるのは嬉しいことです。

一つの壁を突破した感があり、嬉しい限りです。

あと、全然関係ないけど、KPMGコンサルティングって略してKCなのね。

年収880万想定が多いかどうかが良くわからないので、KPMGで働く友人に聞いてみたところ、シニアコンサルで880万提示は評価してもらっている方とのことでした。

人によっては800万円以下の提示もあるとのことで。

ちなみに、このオファーレターは数年前のものなんですが、もしかしたら今のKPMGなら見込残業50時間ぐらいついて、手当なしでも1000万円相当だったりするのかしら、、、

オファーレターを見た感想は以上です。

私としてはマネージャーアップを前提の転職だったので、受け入れることのできない内容でした、、、

この後人事担当との面談を控えていたのですが、シニアコンサル前提の面談は意味がないということでエージェントにお断りの連絡を入れました。

が、しかし、エージェントが物凄い食い下がってくるのと、マネージャーアップの件についても人事担当から話をするとのことでしぶしぶ再度大手町に伺いました。

やってきた担当者はけっこう若めでした。

30代前半ぐらいかな？

コンサルファームの人事担当事情を知らないのですが、どういった立場の人なのか完全に謎です。

さっそく、オファーレターに沿って説明をいただきました。

私の場合、入社時期の都合で賞与が支払われないため、支度金として賞与相当額を支給されるとのことでした。

これが噂のサイニングボーナスってやつですね、

他には、一時的に地方での常駐になるため、手当の話なんかを詳しくお話いただきました。

説明内容が、面接で不明点だった箇所も多くかったため、

パートナーから人事担当に確りとフォローがいっており、内部の横連携が取れた良い体制だなと思いながら聞いていました。

まぁお金の話はどうでもよいわけで、早く職階のお話をしたいと思っていたら、

終盤になってやっと職階の説明に入りました。

私のマネージャーアップの希望は確りと伝わっていたらしく、パートナー会議で話してもらったそうです。

結果、「ワークはできると思うけど、新しい環境でマネージャーとしてやるには不十分」と。

「マネージャーで入れても下からの突き上げがきつくてもたない」との結論に。。。

。。。。こんなはっきり言われるとは、、、、

力不足って言われるのってつらいんですよね。

ただ、ここまで率直な意見を貰えるのはありがたいですね。

さらに、ぶっちゃけた話もしてくださり、

シニアコンサルで入ったあとのマネージャーへの昇格については、4年程度みてほしいと。

会社の方針でチームワークを大切にしていることもあり、早期昇格はあまりしないと、

少しパフォーマンスがよいぐらいなら、年功序列を優先させることを明確に告げられました、、、

KPMGって実力主義のコンサルファームじゃなかったの？？？

まじですか、、、シニアコンサル1年目から再スタートって、、、

マネアップは無理だけど、ハイニシアコンサル相当で雇うって説明貰うかと思ったのに、、

人事面談は以上となり、後日紙のオファーレターにサインして返送してほしいとのことでした。

面談終了後、速攻エージェントにお断りの電話を入れました。

エージェントも私が断ることはわかっていたみたいで、やりとりはすんなり終わりました。

ケース面接はありませんでした。

基本的にコンサル間転職のためコンサルとしての素地があることが前提のため、ケース面接は不要なのだと思います。

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