[体験談]PwC/公共コンサル中途面接レポート

国家公務員から第二新卒枠でPwCの公共部門の内定を取られた方の体験談です。

体験談ご提供様の転職活動結果概要

--面接体験談--

PwCコンサルティングの面接結果概要

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Webテスト

・テスト:玉手箱

・勉強方法

「これが本当のWebテストだ!(1) 202x年度版 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト)」を3日で2周しました。ちょうど夏季休暇を頂いた3日間でしたのでひたすら勉強しました。

一次面接

・面接概要

-面接方法:WEB面接(グーグルミート)

-面接官:マネージャー 1名

40前後の男性の方。すごく穏やかで、うなずきながら聞いてくださったので話しやすかったです。PwCは人を大事にする会社だと思っていましたが、面接官がそれを体現していらっしゃると思いました。

-面接の流れ:自己紹介3分、一般質問30分、逆質問15分


・一般QA

Q:あなたがPwCに入社したとして、PwC社員に対して自己紹介するとしたらどんな自己紹介をしますか?

A:職歴の紹介、趣味の紹介をいたしました。大学を卒業後、XX省に入府しました。XX省では、最初の2年間は大臣官房に在籍し国のXX行政に携わりました。次の2年3か月間はXX担当に在籍し、XXに関する政策や国会、記者会見の対応に携わりました。現在は会計課に在籍し、XX省の決算業務に携わっています。休日はXXの練習やXXのレッスンを受講するなどして過ごしております。


Q:XX省をやめようと思った理由、コンサルティング業界に転職しようと思った理由は?その中で、どうしてPwCを志望されたのですか?

A:もともと社会課題を解決したいと思い国家公務員を志し、その中でも所掌事務の広いXX省を目指しました。しかしながら、XX省で4年半ほど働いてみまして、国の組織は先例踏襲主義や縦割り主義が強く、新しい価値をうみだす仕事やスピード感を持った仕事ができない事に気が付きました。それはXXというスピード感を求められる現場でもそうでした。このような働き方では、本当に国民のため、社会のための仕事ができているのか疑問に思いながら働く事になると思い、ちょうど係長に昇進する事が見えてきた今このタイミングで転職しようと考えました。

転職を考えるにあたり、様々な業界を調べました。特定の事業会社ですと、その会社の商品を売ることに特化した活動がメインになると思いました。コンサルティング業界であれば、地方創生や教育、医療、エネルギー、環境、産業といった様々な業界にサービスを提供しているので、社会課題を解決したいという私の目標にも合うと思いました。また、コンサルタントの働き方という点でも、自身の関心にあうと思いました。例えば、今興味をもっている地方創生でいえば、クライアントとなる自治体に入り込んで課題を分析し、解決策を提示し、時にはその実行まで伴走できると思います。こうした働き方は地方に新しい価値を生み出す事ができると思いましたし、最後まで責任をもってやり遂げることができると思いました。地方創生に限らず、コンサルタントの働き方はこういうものだと思いましたので、コンサルタントであれば長期的視点で見ても、モチベーション高く続けられると思いました。

PwCを志望した理由は大きく2つあります。一つ目は、御社が人を大事にしていて組織間のコラボレーションが活発であるという事です。御社はプロフェッショナルな集まりだと思いますが、それが個としているのではなく、チームとしてより良い結果を出そうとしているカルチャーが強いと思いました。また、パートナーの方も、YouTubeで「PwCはどの役職にあっても〇〇さん、と呼んで、言いたい事を言い合って、組織としてより良いものを作ろうとする、そうしたカルチャーが強烈にある」とおっしゃっていました。パートナーの方もこういうご発言をしているという事は、私ももし入社できたら積極的に関わりながら仕事ができるだろうと思い、大変ワクワクしました。また、地域競争推進室では、監査法人のあらたの方が主要メンバーとして参画していらっしゃると思います。こうした組織間のコラボレーションが活発であるという点も、研究開発投資やファンド組成といった専門性高い事をする上ですごく有効だと思いますし、何よりクライアント様に対してもより良い提案ができるだろうと思いました。

2つ目は、御社はグローバルなネットワークが充実しているという事です。例えばスマートシティの分野では、欧州やアジアの国の事例を、丁寧に分析していらっしゃいました。他のもグローバルに展開している企業は多いと思いますが、ここまで各国の事例を丁寧に分析できるのは御社のグローバルなネットワークが充実しているからだろうと思いました。私もこうした環境で、海外事例を学びながら国内のクライアント様に対してより良い提案をしていきたいと思いまして、御社を志望致しました。


Q:PwCでやりたいことは?

A:たくさんありますが、特に興味があるのは地方創生です。自分は東京育ちですが、母の実家がXXの山奥にあり、お盆やお正月に帰ると母が「昔はもっとお店もあって栄えていたのに、、」とよく言っています。XXという首都圏にある場所でも衰退が始まっているのだと思いました。また、日本が全体的に人口減少して行く中で国力を維持、拡大して行くためには各地方が元気になる必要があると思います。そうした意味でも地方創生に携わりたいと思います。


・面接を終えての所感

面接官はすごく話やすくて、たくさん話してしまいました。事前にPwCの事を調べていたのが評価して頂けたポイントかと思います。逆質問も4個~5個させて頂いたのですが、たくさん質問してくれてありがとう、と言って頂けました。

二次面接

・面接概要

-面接方法:WEB面接(グーグルミート)

-面接官:マネージャー 1名

女性の方でした。40手前くらいだったと思います。この方もとても穏やかで、話しやすかったです。

-面接の流れ:自己紹介3分、一般質問30分、ケース10分、逆質問15分


・一般QA

Q:自己紹介やPwCの志望動機など

A:1次と同じような事を答えました。


Q:仕事をしている時に気を付けている事は?

A:レスポンス早くすること、人の話を最後まで聞くこと、分からない事は分からないままにしないことです。


Q:強みと弱みを教えてください。

A:強みは、努力を続けられる事、初対面の人とも分単位で行動できるコミュニケーション力、キャッチアップが早い事、弱みは心配性な事、優柔不断な事です。


・ケース面接

お題:東京都内に電動自動車は何台あるか?黙考5分、説明2分、議論3分ほど。

回答:30万台です。

まず、商業利用には電動自動車はまだそれほど普及していないかと思いましたので、計算からは除外し、自家用車として電動自動車を利用している人の数を考えました。

まず、都内の人口は1000万人、そのうち、18歳から70歳の人口は600万人、そのうち、免許所有者は半分の300万人と仮定します、都内は公共交通機関が充実しているので、免許を持つ人は半分くらいかと思いました。

300万人のうち、電動自動車を所有できる人は富裕層だと思います。というのも、電動自動車は車体価格が高いからです。年収1000万円以上を富裕層と考えた場合、東京には富裕層が10~20%いると考え、300万×10%で30万、30万台が答えだと思いました。


Q:富裕層の中にもガソリン車を使う人もいると思う。10%をかけた理由は?

A:確かにおっしゃる通りです。富裕層が10~20%と仮定しましたので、そのうちの低い方のレンジで計算しました。


Q:了解です。こういう問題は得意ですか?

A:いいえ、対策はしましたが、分野によって得意・不得意があります。自動車の問題は自分の中では苦手意識を持っていたので難しかったです。

Q:しっかりした論理立てだったので得意かと思いました!


・面接を終えての所感

2次の面接官もとても話しやすくてたくさん話してしまいました。齟齬等なく、終始穏やかに進んで、もちろん緊張はしましたがとても楽しく受けられました。。

三次面接

・面接概要

-面接方法:WEB面接(グーグルミート)

-面接官:パートナー1名

50代くらいの男性、パートナーなので緊張しましたが、この方も穏やかな方で話しやすかったです。

-面接の流れ:一般質問25分


・一般QA

Q:1次、2次を受けて懸念点などはあるか。

A:いいえ。御社の志望度はかなり高いので懸念点などはございません。むしろ、1次、2次を受けて、より一層、御社への志望度が高くなりました。


Q:内閣府では業者を使った経験はあるか。

A:あります。システム構築をした時に業者さんと仕事をしました。


Q:希望年収や入社時期は?

A:御社の規定に従います。本音を言えば、現在の年収を維持したいですが、コンサル未経験の初年度はあまり高くないと承知しております。御社に入れたら、そこで頑張って昇給できたらと思いますので、初年度の年収はそこまでこだわりません、入社時期は内定を頂いてから2か月後目安です。


・面接を終えての所感

面接というより面談という感じでした。1時間の枠でしたが、パートナーの方が「他になければもう終わろっか」とおっしゃっていたので、逆質問は4個くらい用意していたのですが終わりにしました。入社したら若い人とも一緒に仕事をする事になる、それは公務員とは違うかも、とか、海外案件や海外事例も多いから楽しめるかも、など入社後について具体的に話して下さいましたし、お会いできるの楽しみにしているから前向きに検討して、と言って下さったので、合格しているかな?と期待してしまいました。

最終面接

・面接概要

-面接方法:WEB面接(グーグルミート)

-面接官:人事担当1名

女性の方、穏やかな方でした。

-面接の流れ:1時間、希望年収や入社時期、リファレンスチェックなどについてレクチャーを受けました。


・一般QA

Q:リファレンスチェックについて。国家公務員法により、現職の国家公務員にはリファレンスチェックを依頼する事ができません。誰か、依頼できそうな人はいますか?

A:一人だけいます。XXの時にお世話になった方が、今は民間企業に戻られています。もともと民間企業の方ですので、この方なら依頼できると思います。定年退職した方は皆さんXX省に再就職しているので依頼するのは難しそうです。


Q:希望年収、入社時期、評価制度などについてレクチャーを受けました。

Q:他の企業の選考は?PwCの志望度は?

A:1社(BIG4系)から内定を頂いております。御社の方が志望度が圧倒的に高いです。


・面接を終えての所感

リファレンスチェックや社内稟議、グローバル審査があるので結果連絡まで2週間~3週間ほどかかると言われました。パートナーとの最終面接が良い終わり方でしたし、エージェントさんからは人事面談で落ちる事はほぼないと言われておりましたので良い結果を頂けるのでは?と思いました。

転職活動を通しての所感・アドバイス

・第一志望でしたので、PwCのHPやYouTubeをたくさん見て志望動機を仕上げました。面接官からも、よく調べているねと言って頂けました。志望度が高い企業を受けるのであれば、その企業の事をたくさん勉強する必要があると思います。

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動画では、編集の都合上KPMGとして公開していますが、実際は本ブログ記載のとおりPwCの転職体験談です)

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