[体験談]国際協力銀行中途面接レポート

Big4ビジネスコンサルタントから国際協力銀行(JBIC)の中途採用の挑戦です。

体験談のご提供様(管理人皆川)の転職活動結果概要

--面接体験談--

国際協力銀行(JBIC)の面接結果概要

※スマホの場合はスクロールして表示

国際協力銀行を応募した際の転職活動状況

シニアコンサル時代、転職することしか考えてなかった皆川です。

コンサルに入ってからずっと、自分の実力に限界を感じておりコンサル業界から逃げ出したいと思っていました。(今も思っております。)


当時の希望条件としては、こんな感じでした。。

 ・コンサルならマネジャーへの昇格

 ・民間企業なら年収900万以上かつ福利厚生が良くてまったりなホワイト企業


それで、最初に富士フイルムを受けて落ちました(行きたかった)。。

次のKPMGは内定が貰えましたが、マネジャー昇格はお断りされました。

(そのときの記事はこちら

当たり前ですが、こんな夢みたいな条件で私のような口だけの人間を雇ってくれる会社はなかったです。


ただ、何が何でも転職したいわけではなかったので、こんな企業があるなら転職したいなと軽く考えて年単位で転職活動をしていたのです。

趣味は転職活動って履歴書に書けるぐらい、日々の習慣でした。

応募

・求人の紹介

そんな折に、dodaのエージェントから送られてきた求人に目が留まりました。

そう、本題の国際協力銀行です。

このときビビっときました。

政府系金融機関!?

皆川は当時USCPAに挑戦していたこともあり、ネクストキャリアとして財務系を狙っていたため金融系に若干の興味があったこと、

そして政府系ということで、元公務員として企業文化・就業環境が想像できたこと、

そして、“国際”という文字。


ちなみに、国際協力銀行とはウィキペディアによると、

「国際協力銀行は、日本政府100%出資の特殊銀行であり、政府と一体の法人とされる。業務運営は政府から独立して行われるが、日本で唯一の国際金融に特化した政策金融機関として、日本の対外経済政策・エネルギー安全保障政策を担う。」←読み上げない

こんな感じみたいです。


業務内容はこんな感じです。

「外国政府、日本企業が関与・運営する海外インフラプロジェクト、日本企業が行うM&Aなどの海外投資プロジェクト、日本に輸入されるエネルギー・天然資源開発プロジェクト、CO2排出削減のための環境プロジェクトなどに、主にプロジェクト・ファイナンスを活用して融資を行っている。最近は出資業務も本格化させている。」←読み上げない


難しくよくわかりませんが、政府系の国際金融特化の銀行で、日本の企業が海外PJT

を実施する際の融資業務的なことをやっているみたいですね。


俄然興味ありますね。


丁度、このころは、

・コンサルとしての実力・働き方に限界を感じていただけでなく、目の前の仕事に一切の楽しみ・興味が持てず、できることなら違う業界・業務に携わりたいと考えていたこと

・コミュ力がないため、日本人とは無理でも、外国人とならワンチャン、コミュニケーションが取れるのではないかというわけのわかんないことも考えていました。


兎にも角にも現状から逃げ出したい皆川にとって、良い身分?で海外勤務できるということに物凄い魅力を感じたのです。

しかも、興味のある金融系です。


このときばかりは、国際協力銀行で働きたい気持ちが一番だったため給料に関してはどんなに下がっても良いと思っていました。(実際転職してたら年収が数百万円下がるのですね)


ちなみに、当時この求人は他のエージェントや転職サイトでは見つけることができなかったので、本当にdodaさんに感謝です。


こういったサプライズがどこにあるかわからないから、複数の転職サイト・エージェントを利用するのを強くお勧めします・


応募条件はあまり確かめずに、

すぐに応募ボタンを押しました。


そのあと、dodaから自動返信メールがきました。


・応募

応募に当たって事前アンケートを受ける必要があるみたいです。

国際協力銀行を受けるのに必要というよりは、dodaを使って転職活動するのに必須?のようです。


そして、この結果は企業側に伝わるとのこと。

意味わからんと思いながら、とりあえず、リンクに飛んでみました。


質問内容は、例えば

「問題を解決するにあたって、しっかりと白黒つけないと気が済まない。

白黒をしっかりつけるためには、相手に対して批判的な意見をぶつけることは致し方ないことである。

そして、相手が間違っていると思うのであれば、すぐにでもその間違いを指摘すべきだ。人生において厳密に進めていくことが重要である。」

こんな感じの質問に賛同するかしないかを5段階で評価するものが数十問並んでいました。


合否に影響しないとは書いてありますが、一応企業が求めてそうな前向きな回答をしました。


・応募の結果

応募から2日後、エージェントから国際協力銀行の応募に当たって、志望理由等についての確認に関する電話がきました。


国際協力銀行の求人内容についての説明、志望度等をざっと質問されました。

応募職種は市場調査系業務とのことでした。

ただ、総合職採用であるため最初の受け入れ部署が市場調査系業務なだけで、そのあとは他の職員同様にジョブローテーションをするというものでした。

海外駐在の可能性も大!

もちろん、当該市場調査系業務に関する経験は皆川にはさっぱりでした。


ただジョブローテーションもあり様々な部署を経験できることから、俄然興味を持ちました。兎にも角にも新しいことに挑戦したかったのです。

そして漠然と抱く海外駐在への憧れ、どんな条件でも良いから是非働きたい旨を伝えました。


しかし、求人と私のスキルセットにミスマッチがあるので難しい旨を伝えられました。


あと英語ですね。バイリンガルに近いレベルが要求されるとのことでした。

このときの皆川のTOEICは650点!(現在進行形)

外人と会話したことももちろんありません。(過去完了形)


そのため、応募は辞めた方が良いと諭されました、、

(いやいや、あなたが紹介したんでしょ?とは思いましたが口には出しませんでした)


それでも、1%でも可能性があるなら挑戦したい旨を伝えたところ渋々応募してもらえることになりました。


最後に類似案件を紹介するのでそちらもぜひ応募をお願いしたいと言われて電話は終わりました。

(いや、類似案件はいらないんだけど、、、)


・面接の日程調整

キャリアエージェントから応募をしてもらってから3日後、エージェントから再度メールがきました。

なんと、日程調整依頼です。

選考が進んだようです。書類審査が通ったのか???

とりあえず、適性試験と論文試験があるみたいです。

しかも、オンラインでなくて会社まで出向く必要があるみたいです。

めんどくさっ!


しかも論文??


面接日時調整依頼とあるけど、面接はなし???


分からないことは多いですが、選考が進んだことがとにかくうれしかったです。

とりあえず、日程調整をしました。

数日後から最大2週間ぐらい先まで選べるようなので、論文対策の時間が必要と考えて遅い日程で調整依頼をしました。


応募から5日目、また担当エージェントからのメールです。

ついに面接確定です。

面接日程調整依頼のメールが適性試験の案内に代わってる、、、、やっぱ面接はまだなのか、、、


兎にも角にも国際協力銀行に出向いての選考です!!

適性試験+論文試験の準備

試験内容は、適性試験と筆記試験(論文)です。


適性試験は、理論系の問題(国語・数学)と性格診断を一時間

論文は志望動機?などで30分とのことです。


しかも両方とも手書きです。

非常に行きたい会社ではありますが、今の時代筆記試験か、、、とも思ったりです。

でもね、時代遅れでもなんでもよいのです。

行きたいのだからそんな些細なこと気にしないです。


でも、論文試験があるのは非常に面倒くさいですね。


あ、ちにみに皆川は字が小学生並みに汚いです。

なので筆記試験は字が汚くて落とされたらどうしようとか思ってしまいます。

とにかく漢字を書くのがめんどくさいのですよね。

中学生時代は漢字が嫌いだったのであえて平仮名で書いていたぐらいです。

めんどくさすぎてすべて崩して書いていたので、後から読んだとき、自分でも判読不能なことがほとんどです。


ちなみに、英語も書くのがめんどくさく筆記体で書いております。


話が逸れました。

論文はめんどくさいのですが、

とはいえ、どうしても突破したい試験ですので試験内容についてネットで漁りました。


・適性試験対策

国際協力銀行の中途採用はあまり活発に行われていないこともあり全然情報が見つけられませんでした。

エージェントにも確認したのですが全く情報がないと言われてしまいました、、、、


一方でネットには新卒採用の情報は沢山ありました。

ただ新卒用の情報って社会人が会員登録できないサイトだったりして情報収集に難儀です。


なんとか見つけた情報だと、

新卒採用の適性試験はWeb試験となっており私のように筆記ではなく、、、


新卒採用の適性試験はTG-WEBと呼ばれるものらしく、

「SPIや玉手箱と並ぶWebテスト(適性検査)の一種です。ヒューマネージ社の作成する自宅受験型の適性検査であり、他のWebテストに比べて難易度が高めのものらしいです。


新卒の就活の際に公務員一本に絞っていた皆川にとってSPIも玉手箱も良くわからんというのが正直なところです。

前にEYやアクセンチュアの中途採用試験を受験した際にちょろっと勉強した程度でした。

とりあえず、速攻本屋に行って対策本を買って勉強を始めました。


勉強するといっても試験まで1週間しかないので、問題集を1周しかできませんでした。

皆川は、SPI等の勉強をがっつりやったことはなかったのですが、代わりに公務員試験で数的処理等の勉強をがっつりやっていたこともあり、そこまで難しく感じませんでした。


・論文試験対策

適性試験は勉強あるのみですが、特に対策が必要なのが論文試験です。

これも、ネットで調べましたが新卒採用の情報がメインでした。

ネットによると国際問題に関する時事系のお題が複数提示され、その中から一つ選びA4一枚程度で書き上げる形式みたいです。

テーマとしては、世界人口と食糧問題、中進国の罠、グローバル化と日本経済の将来、理想の国際協力等など


はい、くっそめんどくさそうですね。

範囲も広すぎです。

正直1週間で対策のしようがないですね。


しかも試験時間は30分と短いです。事前にある程度対策をとって、試験本番では、鉛筆を止めずにスラスラ書けるぐらいにしておかないと時間が足りないです。


こちらについては、エージェントからのメールに、「国際協力銀行でやりたいこと、成し遂げたいことの筆記試験になると思われます」との記載がありました。

新卒試験の論文と整合性が取れていません。

エージェントを信じればよいのか、ネットを信じれば良いのか、、、、


そこで、エージェントに再度論文試験について相談したところ、

新卒の論文試験同様に時事的な国際問題の課題については聞かれる可能性が高く、それに絡めて国際協力銀行でどのように働きたいかが問われるとのことでした。


当初よりエージェントから多くの情報を引き出せました!

(知ってたならもっと早く言えよとも思いましたが、、、)


こっちから能動的にエージェントにアクションせずとも、あちらから積極的に動いてくれるエージェントが優秀なんだと思います。

だから、このエージェント実力は大したkot、、、おっと。

もしかしたら、私に受かる見込みがないから、私に時間を割いてくれないだけなのかもしれませんが、、、


適性試験+論文試験本番

国際協力銀行応募から16日目、やっと適性試験の日がやってきました。

試験は平日の16時半からです。

在宅勤務でなくて出社の必要があったので、久しぶりにカジュアルスーツではなくてちゃんとしたスーツを着て出勤しました。


業務時間中に試験があるので、仕事は15時半ぐらいには終わらせました。


フレックスタイム制のよいところは、半日休暇や時間給を取らずとも業務時間中に勝手に仕事を終わりにできることです。

Out lookのカレンダーに15時半以降は「用事あり」と記載しておくだけです。

これだけで、勝手に会議をセットされたりすることはありません。

かってに会社から居なくなっても何も言われません。


とはいいつつ、15時半頃に勝手に帰宅すると目立つので、業務時間中は同僚がいないところで仕事をして、極力同僚に合わないようにしました。普段カジュアルスーツなので、スーツ着ているところもあまり見られたくないですし。(フリーアドレス制なので、同僚と離れたところに座れるのです)


そんなこんなで16時過ぎに国際協力銀行がある竹下橋に到着しました。


ちなみに、いつもはリュックなのですが気合を入れて手提げバッグで向かいました。


竹下駅は近くですが、普段こないところです。

近くに気象庁とか丸紅?なんかもありほえーって思いながら向かいました。


駅出てすぐつきました。


古いけど重厚感のあるビルです。

あーここで働きたいなーなんて思いつつ、お約束の16時半まで少し時間があったので周りをふらふらしてから5分前にビルに入りました。


・試験スタート

建物に入ると、右手に受付がありました。

会社が会社なので、美人のお姉さんが受付してるとかは全くないのですね。


受付用紙に記入すると、臨時入館証を貰い、3階に行くように警備員に指示されました。

指示に従って3階に向かってビル内を歩いていると結構外国人の方が多いです。


今の会社でもそれなりに外国籍の人はいるのですが、全然比べ物にならないほどに国際色豊かです。


国籍も多様でした。

まさに “国際”って感じでした。


日本の役所なんて日本人しかいないので、これほど国際感でているのには違和感を覚えました。


そんなんでエレベーター使って3階?(記憶曖昧)にいくと、エレベーターホールの前にまた受付がありました。

どうも、このフロアは打ち合わせフロアみたいでですね。


特徴としては、絨毯で廊下も広く贅沢な作りでした。


そんなことを思いつつ待っていると、女性職員がやってきて挨拶しました。


さっそく、適性試験に入るとのことで会議室に案内してもらいました。


会議室は古いですがなかなか豪華でした。

厳かというのでしょうか。作りが凝っていてザ官庁って感じです。

霞が関で働いていたときも、こんな部屋が沢山あったなーって思い出しました。

民間企業みたいなスタイリッシュな部屋ではなくて、大きくて重たい椅子、分厚いテーブル、壁の装飾等細かいところで金がかかっているなと思いました。


イメージとしては皇室ですね。あれのしょぼい版って感じです。


そんなこと思っていたら、女性職員から本日の説明をいただきました。


適性試験を1時間やったあとに、30分の論文試験とのことでした。

さっそく、適性試験の冊子をいただき、マーク式の解答用紙に回答するように指示がありました。


職員の方は、1時間後に戻ってくるとのことでそのまま出て行ってしまいました。


女性職員はとっても普通の方でした。

ただ、国際協力銀行で人事を担当しているのできっと非常に優秀な方で、かつ、3か国語ぐらい話せちゃうのかなーなんて思いながら後ろ姿を見て思いました。


職員が出て行ったことを確認して、早速問題にとりかかりました。

で、肝心の問題なのですが、すみません、、、記憶にないんですね。


どんな問題だったとか、どんな形式だったとか全く記憶にないのです。

国語と数学と性格診断をやったはずなのですが、、、


1時間経過後、女性職員がやってきて問題用紙・解答用紙を回収されて、次の論文試験の問題用紙と回答用紙を渡されました。


制限時間は30分で、30分経ったらまた戻ってくるとのことで女性職員はまた出て行ってしまいました。


問題用紙を見ると、

問題は一つだけでした。

(あまり口外できないのでちょっとぼかしますが)

事前の予想通り、国際問題に対する自分の考えと、国際協力銀行でどのように働きたいかを問う問題でした。


事前対策がそのまま使えそうとのことでガッツポーズです。


回答用紙は、A4の用紙1枚、両面で、白紙ではなくて罫線式でした。

しかも1行1行の幅が結構大きくて、行数がかなり少なかったです。


表面を全て埋めて、裏面の途中まで書ければよいかなーと考えながら早速取り掛かりました。


事前に記載内容は頭に入れてきていたのでスラスラ書けました。


おかげで20分ぐらいで書き終わりました。


あと、10分暇だなーと思い改めて部屋を見渡しながら時間まで待っていました。

ちなみに、監視カメラもなさそうでした。


時間がきて、女性職員がやってきました。


本日の試験はこれで終わりとのことで、エレベーターホールまで案内されて試験終了です。


疲れました!!!

おつっ!

グッバイ国際協力銀行!そしてまた会いに来させてください!


ある程度確り対策して、できることは全部やったのではと思いました。

今のところ後悔はありません。


あとは適性試験の結果を待つだけです。


試験結果

試験が終わって7日後、そろそろ結果が出るのではないかとメールしてみました。


エージェント回答がきました。

なんと、受入れ部署と人事部で協議中とのことです!!!

こ、これは当確線上にいるなと。

むしろ、次の面接に進める可能性が残っているなと思い、どうしても働きたい旨のメールを書きました。

どうしても面接をしたく、私の思いのたけをしたためました。


このようなあがきが通用するとも思いませんでしたが、できることはなんでもしようと思っていました。


ぜひ選考を進めて欲しいとメールしてから3日後、エージェントからメールがきました。


私の志望度を含めて再度検討してくださるようです!!!

“再度”???

うん?もしかして一回落ちてない???


言葉のあやかもしれませんが“再度検討する”という言葉に引っ掛かりを覚えましたが、

何はともあれ首の皮がまだ繋がっているようです。


熱意を伝えるって大事だなと。


応募してからすでに1ヶ月近く経過しております。

自分としては、応募しても一瞬で落とされると思っていたので、まさかこんなに長い期間夢を見れるとは思っていませんでした。


転職活動って、活動しているときが一番楽しいですよね。


さらに3日後、応募してから31日目メールがきました。

なんと、選考が進みました!!!!!!!


1次面接の日程調整依頼メールと合わせてキャリアエージェントから書類選考通過お祝いのメールをいただきました。

いやー嬉しいです。

正直内定が出るとは全く思っていないのですが選考が確り進んでいることが何よりうれしいです。


今回は本当に内定が欲しいのです。


ちなみに、エージェントからのメールに「どのようなご評価・ご判断でご面接に至ったかは確認中でございます」とあります。

が、これに関してはこの後音沙汰無しでした。。。。。。


さっそく日程調整をしました。


結果、次の面接は12日後となりました。

結構先ですね、、、


一次面接の準備期間

次回選考まで二週間もあったのですが、その間も辛い辛い仕事をしていました。


時期的に繁忙期だったこともあり、皆忙しくて職場は少しギシギシした空気でした。(ぎしぎしってどんな空気だ?)


切羽詰まってくると、同僚間でも会話に棘が出てくるしマネジメントに対してタスクの差配やマネジメント方法に対する不満も噴き出てくるものです。


会議室で打ち合わせをしていると、物凄い悪口が隣の部屋から聞こえてくることもあるんですね。

それがチーム内の人間だったりすることもあります。


会議室間の壁って意外に薄くて声が漏れることがあるので、会議室といえども他人の悪口は言わない方がいいなと思いました。


そんな重たい空気の職場でしたが、皆川は「そろそろ転職するし」という思いが胸にあったので辛い仕事もへっちゃらでした。

内定が貰える見込みなんてなかったのですが、兎にも角にも自分は選考中だったので、これを拠り所にして辛い日々を乗り越えていきました。


一次面接

ついに面接の日がやってきました。

今回は15時からの面接です。

しかも今回の面接時間は2時間セットされていました。

長くね?と思いながら面接に向かいました。

前回と同じく竹橋駅に降り立ちました。


前回同様に受付を済ませて受付の女性に会議室に案内していただき、今日のスケジュールを教えていただきました。


なんと今日のうちに最大で2回面接をする可能性があるとのことです。

1回で終わる場合は1時間で終わるとのこと。


むむ?それって、2回目の面接に進めなかったら不合格ってこと???


そんなことを思いながらしばらく待っていると、面接官がやってきました。


40代後半から50代中盤ぐらいの男性二人でした。


二人とも白髪交じりで小太りの方で、ニットのベストを着ており定年間際の係長って感じで温和そうな方でした。


まずは面接官から自己紹介がありました。

面接官は、私が受けている市場調査系部署の役職者とのことでした。


実は、今回の面接官がどういった人かっていう情報が事前に一切なかったんですよね。


とりあえず、まずは受入れ部署の面接みたいです。


・面接スタート

さっそく面接スタートです。

面接官:それではまずは自己紹介をお願いします。


私は面接慣れしていることもあり、この辺はすらすら言葉が出てきます。

私のいつもの自己紹介は次の3本立てで3分以内を目指しています。

1新卒の公務員の話(転職検討理由含む)

2現職でどんな役職でどんな業務をやっているか

3なぜ今転職を希望しているのか


1番の新卒の話は軽く話します。

今のスキルとあまり関係がなくアピールできるところがないからです。

そのため2番の現職の話を深堀します。

3番の転職理由は数行程度で話します。

ここもアピールにならないですし、詳しく聞きたいなら後々話せばよいと考えるからです。


以上の内容を3分以内で話すとなるとだいたい原稿用紙1000字ちょっとぐらいがちょうどよいです。


面接のファーストトークなのでさっと終わらして、次の会話に進む方がよいのかなと考えて可能な限り短く話すようにしています。


上述のとおりいつもは公務員時代の話はあまり話さないのですが、

今回は、政府系銀行ということで、元公務員である私との相性の良さをアピールするためにもいつもより公務員時代の話も掘り下げました。

決裁回す際の事前調整や議員レクでの気を付けていた点等など



自己紹介が終わったら、面接官の質問タイムが始まるかと思ったら違いました。


面接官:それでは、ここからは我々の業務内容を紹介しますね。


なんと、まずは受入れ部署の業務説明をするとのことです。


市場調査系業務ということですが、大きく2つに分かれており国際金融関連のレギュレーション調査と案件調査とのことです。

レギュレーション調査はバーゼルだとか、資本規制がどうのこうとか何言っているのか全然わかりませんでした。


案件調査については、途上国に対する事業開発を行うにあたっての地域やセクターの選定とのことです。

そして仮に私が入行した場合は、まずは案件調査をやることを想定しているとのことでした。

この案件調査は、行員が地域・セクター選定を行ったあとコンサルや商社等に業務委託をして市場調査を進めるというものでした。


ここでようやく、なぜ私が書類審査を通過したのかわかりました。

市場調査業務系のコンサルを期待していたのですね。


はい、確かに当時の私は少しだけ市場調査系業務の経験があったのです。

ただ、当時は業務改善系がメインで市場調査系業務はまだ経験が浅い分野でした。

職務経歴書で、さも市場調査をがっつりやっているような記載をしており盛り過ぎたなと反省し、

これは、やっぱり無理だなーと思いつつ、、


こんな感じで面接官からの業務説明が終わりました。

そしたら面接官から、

「残りの時間は、皆川さんからの質問を受け付けたいと思います」と。

いきなり逆質問タイムに入りました。


え?まだ質問一回もされてないんだけど、、、、、、

まだ面接開始して15分しか経っておらず、残り45分を逆質問でいくのか、、、


ということで、ここからは怒涛の逆質問タイムです。


一般的な逆質問って面接の最後におまけみたいな感じて実施されるので、

「どんな人材求めてますか?」

「御社と他社の差別化要因は?」等の定番質問をするのが一般的です。


今回は、いつものようにしていたら時間が余ってしかたないので、業務内容について質問をしていくことにしました。


「案件調査ということですが、具体的な方法をもう少し教えてください」

「最初のインプット情報はどのようなものでしょうか」

「コンサルに業務委託するとのことですが、どのように利用していますでしょうか」

こんな感じで業務内容を一つ一つ確かめていきました。

質問が単発にならないように、回答を貰った際は可能な限り会話を広げられるように、

「なるほど、そういったやり方でやっていくのですね。その場合、こういった点も問題になってくると思いますが、どういった方法で対応していますか?」等会話が途切れないように頑張りました。


しばらく業務内容に関する会話をしていたのですが、さすがに45分間も質問を続けることができませんでした。

何より、こっちのアピールも一切できておらず、、、

そこで、

「そもそもなんで今回中途採用をしているのですか?」と直球の質問に切り替えていきました。


面接官:案件調査に関して毎回コンサルに頼っていて内部で知見が溜まっておらず、コンサルをより効果的に利用するためにも内部に知見がある人材が欲しいため中途採用をしています。


皆川:(あー自分は調査系の知見はほぼないっす、、、、)私は直近○○の案件で市場調査等やっており調査業務の方法論は一通り経験しております。さらに元公務員であり、コンサル側、公務員側両方の立場を理解しているため、xxxxxxx」となんとかアピールしました。


が、さすがに無理があると思い素直に

「私の現職のメイン業務は業務改善系のコンサルであり市場調査に関する経験は十分でないかもしれません。ただ、当該分野については現職でも興味があったため自ら手を挙げて参画していることもあり、貴行の業務に強い関心を持っておりまず。ぜひとも一緒に働かせて欲しいです」


こんな感じて、即戦略は無理っぽいこと伝えつつ熱意で持っていきました。

もう、この辺で受かる見込みがなく頭真っ白でした。


面接官も私の回答に対して「なるほど、それは頼もしいですね」とかどうでもよさそうな回答をしていました。


こんな感じで面接はきっかり1時間で終わりました。


面接官:1次面接はここで終わりです。しばらく待っていてください。別の職員が次の案内をします


といいい残して面接官は退室しました。



そういえば、面接が始まる前に、女性職員が今日のうちに面接を2回やる可能性があることを話していました。

もしかして今皆川が次の選考に進めるか協議してんのかかーなんて思いながら待っていました。


15分ぐらい待たされた後、女性職員がやってきました。


「本日はこれで終わりです、お帰りください」



・・・・・・・・・・・・・・・・・


まじか、、、今日はこれで終わりってことは、落ちたか???


絶望の淵に落とされつつ帰路につきました。



夜になるとエージェントから電話があり

「面接はどうでしたか?」

「選考が進んだら転職をしたいですか?」等聞かれました。


「ぜひ、転職したいですが、おそらく落ちたと思います、、、」と回答して終わりました。

一次面接結果

あー落ちたなーって凹みながら日々の辛い仕事をしておりました。

繁忙期で仕事が辛かったのに、面接までうまくいかずなかなか心を保つのが難しかったです。

(心にひびが入っていく感じ)


面接から4日後メールがきました。

きたーーーーーー!

なんと1次面接通過していました。


絶対落ちたと思っていたのでかなり嬉しいです。


まさかまだ望みがあったなんて。


辛い気持ちが反転しました。


速攻日程調整をして、次回面接は4日後に決まりました。


二次面接

ついに2次面接当日です。

今回も面接時間は2時間セットされています。


前回は、最大2回面接を実施する可能性があるなかで1回面接をして帰されてしまいました。

今回はぜひとも2回面接をしたいです。


そう強い決意を胸に面接に臨みました。


・面接スタート

いつも通り女性職員に案内してもらい会議室で待っているとまた中年男性二人が面接官としてやってきました。


前回同様に相手の情報は一切なしです。


面接官:それでは早速自己紹介をお願いします。

皆川:本日はよろしくお願いいたします。それでは自己紹介をさせていただきます。新卒で○○省庁に入庁後、企画課、会計課を経て、、、、、転職後現職では主にインフラ企業等向けに業務改善コンサルとして、、、、、そしてこれまでの経験をもとに企業内部でxxxのために働きたいと思い転職を希望しています」等と自己紹介をしました。


面接官:ありがとうございます。公務員時代はxxの補助金やってたんだ?これって実際どうなの?

やっぱ、議員側から依頼がきてやってるの?

ここの要綱作るときってどのコンサル使ってるの?


こんな感じで自己紹介が終わり次第公務員時代の話を根ほり葉ほり聞かれました。

面接として聞いているというより、単なる興味本位として質問をしてきているような気がしてちょっと嫌な感じになりました。


ただ、受かりたい一心だったので、守秘義務に気を付けつつ可能な限り会話が続くように話を続けました。


面接官:はい、それじゃあこの面接はこれで終わりです。この後は女性職員が案内するので待っていてください


なんと、公務員時代の会話に終始して現職の話や国際協力銀行での仕事の話等をすることなく20分程度で面接が終わってしまいました。


結局面接官が受け入れ部署の人間なのか人事の人間なのか一切わからず中身のない世間話をして終わってしまいました。


「これ、絶対落ちてるよね?」

そう思いながら待っていると10分もしないうちに女性職員がやってきて。

「本日はこれでおしまいになりますのでお帰り下さい」


2時間の面接を予定していたのに30分ぐらいで終わってしまいました。


「あー今度こそ絶対落ちたな」

「そもそも面接する前に合否出てたぐらいの空気だったんだけど」


国際協力銀行のビルを見て、

「たぶん、もうここに来ることはないんだな」と思いながら帰路につきました。

二次面接結果

今度こそ落ちたなーと思いつつ、ワンチャンあるかもしれないなんて淡い期待を抱きながら過ごしていたところエージェントからメールが来ました。

落ちた、、、、、、、、、、、、


ふーーーーーーーーーーー


終わった


国際協力銀行に応募して55日間良い夢見れました。

もともとスキル不足は明確だったのでしかたないですね。


非常に残念ですが、皆川はまた辛い辛いコンサルワークに留まることを余儀なくされました。


はい、国際協力銀行編は以上となります。


こんな感じで皆川は、少しずつ“国際”という言葉に惹かれていったのです。


機会があれば、皆川が業務改善系コンサルからグローバル系コンサルタントに転身した話もしていきたいと思います。


さらなる転職体験談、ファームごとの年収情報について

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また、当HPでは継続的に読者の方からオファー年収情報を収集しデータを分析しています。

(ファームごとのオファー年収詳細、みなし残業時間、時給に直すといくらになるのか等)

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関連動画

本ブログの内容をYoutubeでも公開しています。

1本目:国際協力銀行中途採用面接

2本目:国際協力銀行中途採用面接(適性試験、論文)

3本目:国際協力銀行中途採用面接(面接編

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