[体験談]デロイト/FAの中途面接レポート

韓国籍、国外の大学卒の方によるデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーの中途採用面接です

体験談のご提供様の転職活動結果概要

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--面接体験談--

デロイトFAの面接結果概要

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一次面接

・面接概要

-面接方法:Web

-面接官:Managing Director1名

 気さくで愉快な方でした。プロフィール探したがめちゃできる人でビビりました。

 面接の流れ:自己紹介・経験紹介(25分)→部門の紹介・面接官の紹介(25分)→基本的な財務知識(5-10分)→雑談(5分)


・自己紹介・経験紹介

Q:自己紹介をお願いします。

A:自己紹介と経験紹介

初めまして、本日はお時間いただきありがとうございます。P太と申します。

私は○○のラストマイル部門で1)工程KPI管理 2)チェンジマネジメント3)コーチングをメインとしております。工程管理とチェンジマネジメントに関しましては、

1)Inbound2)Outbound3)Sortation4)Reverse Logisticsという物流の全般でPJTをした経験があります。 


※回答する時は、自分の経験を雑に語らないようにしました。

転活を始めたばかりの時はあまりにも緊張して話が全然まとまらず落とされましたので、自信があるところにフォーカスすることに気をつけました。


前職の○○では大手自動車メーカーマーケットエントリPJTに参画しました。マーケット選択・顧客のケイパビリティ分析を実施し、マーケットで顧客ケイパビリティを最大活かせる進出戦略の立案をサポートしました。


Q:○○(ラストマイル)のKPIはどういうものがあります?そのKPIを上げるためにどのようにしましたか?

A:私が所属しているところのKPIは、

出荷量・生産性・・・・などがあります。

出荷量につきましては回帰分析を基盤とする需要予測ツールを考案しました。

Break(未配)を防ぐために需要予測が必要となります。

ただ、現状講じられているツールのボトルネックはリアルタイムでしか需要が見れない点です。

私は始業前と作業終了後の需要のデータを収集し、回帰分析を回して始業前客注と最終値との関係性を洗い出しました。

その結果、現場マネージャーは当該ツールを使い…工程の品質が上がり….


※回答する時は、

AにはA’、B’、C’、D’があります。

A’をする時には ●が問題で、●の原因はい、ろ、はがあります

それぞれを解決するためには....という話し方をしました。

また、経験紹介をする中で、何度か深堀質問をされました。


・部門の紹介・面接官の紹介

最近Groupのストラクチャーが変わったとのことで、サービスと顧客について説明してもらいました。

その中でも、必ず質問をして自分が業界とJobに興味があることを見せつつコミュ力良さをさりげなくアピールしました。


また、面接官の経歴も教えていただきました。

コンサル(Big4等)、地域創生系の準公務員、金融機関を経験しており素晴らしい経歴の方でした。

自慢そうにお話することもなく気さくな方でした。


・基本的な財務知識

FDD経験、Valuation等についての財務知識に関する質問をいくつかされました。

具体的には、IRRを使う時とCost of Capitalを使う時、条件の違いは? Ebitdaと営業利益の違いは?等の質問をされました。

FDDの経験については、戦略コンサル時代は経験がないと回答しました。

Valuationに関する質問ですが、面接前に企業金融の教科書を使って、

NPVの計算方法(時間価値)、IRR、WACC、YTMなどの値引き率の定義と公式等をざっくり勉強しておりなんとか回答することができました。

実際の業務ではFDDは想定されていないのですが、リサーチする時に意味あいがわかるかくらいをみたかったかもしれないです(多分ですが)


・雑談

他社の選考状況等を聞かれました。

Big4のWebテストを受かっていることや、面接アレンジ中であることなどを素直に回答しました。


・面接を終えての所感

面接後その場で、次の選考行きます?って言われました。

二次面接

・面接概要

-面接方法:Web

-面接官:SVPと一次面接のManaging Directorの2名

 SVPは真面目そうな方でした。 

-面接の流れ:自己紹介/経験紹介→経験のDive Deep


・学生時代の戦略コンサルでのインターン(パネルメーカーの事業再生PJT)について

Q:アプローチは?

A:設備の売却・滅却/新しいビジネス・マーケットに進出することでアプローチしました。

Q:設備の売却先を選ぶ基準は?

A:売却先は該当施設を使うインダストリーを選択、企業は利益が….(大体高く健全)

Q:新しいビジネス・マーケットに進出するための方法は?

新たなビジネスをする方法はJVかM&A

※アシストだったので具体的契約状況は不明ですが、困難に堕ちた企業を救えるM&Aに魅力を感じたとアピール….


・学生時代の戦略コンサルでのインターン(DX戦略でのベンチマーク策定)について

Q:策定のアプローチ/要件定義は?

A:実際にソフトウェアを使って落とし込んだわけでなく、競合他社・グローバル大手の戦略をリサーチし、ベンチマークのアイデアを提供するPJTでした。

Q:ベンチマーク対象の選び方は?

A:AUM(運用資産規模)、加入者規模、マーケットシェア(口座保有者数/人口)で選定


・新卒で入社した戦略コンサル時代についてについて(マーケットエントリ)

Q:なんであのマーケット候補が出るのか?

A:GDP…法律….規制….(戦略コンサルなら使うあるあるアンサーです)

Q:洗い出したマーケット候補へのエントリー戦略アプローチは?

A:顧客が各マーケットで保持していたコンピテンシーx各マーケット政府の政策のマトリックスを作りました。。。(ぺらぺらぺら)


・日本で従事した大手外資ECサイトのラストマイル配送部門の倉庫工程管理について

Q:具体的な業務内容は?

A:入荷・仕分け・出荷の生産管理とコスト削減をしました。

入荷では。。。。仕分けでは。。。出荷では。。。

Q:あ、ちょっと待って、生産性向上のために導入したAという仕組みって、なぜ実施したのか?無駄じゃないか?

A:まず、荷物とカスタマーの性質を理解する必要があります。

大型貨物でしたら処理した荷物が数少ない場所に集中するので、A仕組みの導入は不要ですが、私が所属している部門のカスタマーは一般消費者であり、所在地も分散….絶対A仕組みが有利ですxxxxx


・面接を終えての所感

面接後、その場で次行きます?って言われました。(笑)

三次面接

・面接概要

-面接方法:Web

-面接官:取締役1名

 SVPは真面目そうな方でした。 

-面接の流れ:自己紹介(3分)→自分の経歴説明(5~7分)→質問のキャッチボール(逆質問)(50分)

私の経歴紹介に質問は一切なく、早速逆質問タイムがはじまりましたが、

そこで、P太郎流ストーカー式面接官調査と業界調査・がり勉気質が輝きました(笑)


・質問のキャッチボール(逆質問)

Q:企業が昨今みたいなChaotic Eraを乗り越えるためには、他企業を吸収して規模の経済(Economy of Scale)を作ることも良い選択肢であることがわかった。ただ、ベンチャー企業は買収合併がしたくても資金確保が困難する時がある。我々FAはベンチャー・メガーベンチャーにM&A資金の確保・Dealの妥当性についてアドバイスする時どういうところをポイントとしてアドバイスする法がいいでしょう?

A:小さい規模の会社は別チームで対応しています。

→ちくしょ。終わった。と思いました。

でも、ベンチャーで働いている友人等が多いから答えられるよ。

→この後、Venture Capital のレクチャーを10分程度聞きました。

Q:投資家・企業のM&Aトレンドは2つで別れると思います。

1.親会社のインダストリーと関係ない、ノウハウもない新しい企業を買収

2.親会社のインダストリーのバリューチェーンの垂直統合・水平展開できそうな企業を買収。

正解はないと思いますが、この領域で経験が長い役員さんのご意見が聞きたいです。

→と質問し、M&A時に考慮する事案についてディスカッション?レクチャーを15分程度しました。

Q:既存の資本主義は景気循環論に基づいて政府の関与が最小限で、資本家の投資活動が割と自由でしたが、コロナ禍やリーマンブラザーズ、東日本大震災のように予測できない有事の際、政府が給付金を提供したり金利を調整するなど資本家の投資活動にブレーキをかけることが多くなりました。資本主義のトレンドが変わる今どきこそ、FAも変革が必要だと思います。FAが資本主義の変化に応じて顧客に賢明なアドバイスをするためにはどういった態度・姿勢が必要でしょうか?

→マクロのレクチャーが30分弱続きました。それが自分を内定へ導いたと思います。

アメリカの金利政策・それに反する日本の動きと国庫金の話、いろいろ話しました。笑

すべて、はい、はい、と頷いて受け入れるではなく、その中で自分が従事していた物流が急変する資本社会にどういう可能性をもたらしてくるか…とか変な話いっぱいしました。笑


・一通りのQA後

マクロのレクチャーが終わったタイミングで、

いろいろ業界や経済の勉強ができているね、P太郎さんは私がマクロ専門ってわかってこの質問したんですか?と聞かれました。

実は面接官が前職で書いた記事すべて読んでいました。。。。w

そして、最後に何か話したい事があるかと聞かれて

私は本当にがり勉で、スポーツも音楽も全然できないです。鋭い感覚や優れた話術とかもないです。自分には勉強だけが全てです。新たな革新・改革をクライアントに提供するはまだまだ遠いです。ただ、自分が担当した数字の整合性と質は妥協しません。

優秀な先輩と同僚にたくさん教えてもらって。それをきっちり自分のものにすることで、私が知っている知見の世界の地平を広げたい。。。。それだけです。


結果、

取締役:P太郎さん、いつから働けます?

P太郎:なるべく早く就業させていただきたいと存じますが、引っ越しがあり○○を始業日として希望しております。

取締役:じゃー○○からにしましょう。オファー出すから心配せずにまってくださいねー…

といわれました。


・面接を終えての所感

1.質問のキャッチボールの中で、業界の知識(どれだけ志望者が準備できているか、財務知識のレベル)、この業界での志望度や愛着を全て詰め込めて話せました。

2.Ice Breakingや雑談の時間が長かったですが、

話の中で下記3つを諸々評価されているように感じ、一瞬も油断できなかったです。(笑)

①Communication能力

自分(志望者)より年上の顧客前でもお話のキャッチボールをしていけるか?

聴き(Listen)と話(Talk)のバランスが取れているか

(自分の専門性をアピールしすぎる差し出がましい態度していないか)

②Professional

質問と話のレベル(逆質問の内容の深さ)

基本的な財務知識

③礼儀正しさ

時間厳守・服装

転職活動を終えての感想

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