[体験談]

アクセンチュア

中途面接

国家公務員から第二新卒枠でアクセンチュアへの中途面接レポートです。

面接の再現に加えてオファーレターの公開、利用したエージェント等の詳細をご説明します。

MARCH卒の年収500万円のITコンサルへの挑戦です。本体験談はYoutubeチャンネルを運営している皆川の実体験レポートとなります。

<目次>

1.転職結果概要

※スマホの場合はスクロールして表示

2.アクセンチュアの面接結果概要

※スマホの場合はスクロールして表示

3.転職体験談

転職体験談提供者(HP管理人皆川)について

当ページの転職体験談は当HP管理人の皆川の実体験を記載したものです。

私の経歴等の詳細は次のリンクをご参照ください。

書類選考+適正検査(Webテスト)

社会人になって、初めての転職活動でした。

しかも、新卒時は国家公務員に絞っていたため民間企業のことは全く知識がなく、

そもそもアクセンチュアって?ITコンサルって?

そこからわからない状況でした。


ただ、なんとなくですが、アクセンチュアがコンサルの世界では有名なことだけは知ってました。


なぜ、ITコンサルを受けたのかというと、

アクセンチュアは部門ごとの募集でしたが、IT以外は全滅しました。


むしろ、ITコンサルも直接応募で何回か応募して何回か落ちた記憶が・・・・

当時は、何も考えずに求人を見つけるたびに応募していたので、落ちたことあるかないかすら覚えていなかったのです、、

とにかく、アクセンチュアについては、ITコンサルだけ書類通過したという結果だけが残りました。


なぜ、ITコンサルだけ通ったのかは今でもわかりません。


書類選考を通過したことで、とりあえず、ITコンサルについてググって調べはじめました。

(書類選考を通過するまでITコンサルがなんなのか全く知らなかったのです、、)


調べてみると、ITコンサルってのは、世間的に戦略と比較して下に見られている傾向があるみたいです。

その辺をコンサルで働いている友人に聞いてみたところ、

戦略は「どうあるべきか」に基づいてコンサルをしている

一方でITは「これは実現可能か」に基づいてコンサルをしています。

つまり、戦略は、本来どうなっている状態がベストなことかを考えるが、ITは、現場サイドの目線から、実行できるか?という考えみたいです。


もちろん、戦略コンサルも不可能な要求はしません。

実現可能と考えて提案しますが、ITの場合は、現場の労働力の問題等、経営サイドの考えをしていない人が多いって意味で、それはコンサルなのか?って思われることが多いみたいです。


ふむふむ、そもそも戦略コンサルすらよくわからんが、アクセンチュアの部門の中でも比較的不人気なところしか書類通過ができなかったみたいです。


まあ、難しい話はわかりませんが、私はITコンサルにも興味があります。

時代はIT・DXですからね。

ITよりの仕事の方が絶対需要があると考えます。


なお、適性検査(Webテスト)は実施されませんでした。

一次面接

<面接前の準備>

面接に向けて、転職エージェントさんからもいろいろとインプットを貰いながら、面接対策のQAを作成してりして準備をしました。

面接当日は、

エージェント経由で、事前に顔写真や履歴書を送付していたため、持ち物は身分証のみで面接に行きました。

アクセンチュアは、最寄駅から遠いこと、私が働いている霞ヶ関から近いということから仕事終わりに職場から歩いて行きました(20分ぐらい)


オフィスについて思ったのが、なんてお洒落な建物なのだろうか。

公務員庁舎とは大違いですね。

ビスっとスーツきたリーマンが沢山いそうです。

受付の綺麗なお姉さんに入館証をもらい、アクセンチュアのフロアに行きました。


普段、役人同士でしか仕事をしないので、周りのサラリーマンのかっこよさに圧倒されました。


<面接開始>

会議室に案内され面接スタートです。


マネージャークラス?の方一人との一対一の面接です。

面接官を見て驚いたのが、メモ帳一つできたことです。

私の履歴書、職務経歴書を持っていない。

軽い感じで面接がスタートです。


通常の自己紹介から始まりましたが、

「軽く自己紹介して」と言われたので、準備していたアクセンチュアへの志望動機は話さず、職歴と転職理由だけ話して軽く自己紹介しました。



面接は終始、雑談形式で進みましたが、

「何がやりたい?」「5年後の自分は?」「現職では何をやっているの?」を中心に話しました。

面接官が私の話を広げてくれたり、話題を提供してくれたおかげで終始、笑いながら雑談しました。

面接官唯一の持ち物のメモ帳には最終的に2,3行書くだけで終わってました。


また、年収、入社時期等条件面の話は一切なしでした。

エージェントを通して交渉するからでしょうか。


面接予定時間1時間のところ、50分かからず終わったために、逆質問タイムが10分もありました。


<逆質問>

質問タイムで聞くことってあるのかって思います。

条件面とかについて聞くのは失礼だし、この質問タイムでの質問によって、私の志望度が変わるほど本質的な質問はできない。

でも、質問しなければいけない・・・


ってことで、毎回聞くのが次の3つぐらいです。

・複数のプロジェクトにアサインされることはあるのか?(いろいろなプロジェクトを経験して早く成長したい)

・一つ当たりのプロジェクトの期間は?(いろいろなプロジェクトに関わって早く成長したい)

・ITコンサル、戦略コンサルで領域が分かれてるけど、プロジェクトによって一緒に仕事する機会はあるのか?(なんとなく聞いている)


って感じで面接終了です。


<面接後の感想>

手ごたえとしては、「あった」と感じました。

面接官が体育会系でなく、柔和な感じで、一緒に仕事をする姿がイメージできたからです。人としても、仕事でも尊敬できると思えました。

面接の雰囲気も悪くなかったと思います(たぶん)


結果は1週間またずに、電話とメールでエージェントから来ました。

1次面接通過、次は最終面接です。

最終面接

<面接前の準備>

アクセンチュアの最終面接前に、エージェントから入社時期の希望や、希望年収等を聞かれたので、次を希望しました。

 ・入社時期:4か月後(なんとなく)

 ・希望年収:650万


希望年収はかなり高めにしました。

実はアクセンチュアの最終面接のときには、すでに他社でも最終面接に進んでいたので、大きく出てみました。

私の場合は第二新卒扱いになることは覚悟していたので、通常は年収450万~550万弱ぐらいがラインになるので、相当調子に乗った希望年収です。


<最終面接開始>

最終面接は前回同様にアクセンチュアの本社。


面接官は調子の良さそうな人で、面接が始まると、

「とりあえず話題を提供して欲しいから、軽く自己紹介して」と言われました。

前回の面接同様に雑談形式の面接でした。


今回は一応、私の履歴書を持っているようでしたが、クリアファイルから出す気配はなく、また、ペンを持つ様子もありませんでした。

私が面接を受けた領域はヘルスケア・アンド・パブリックサービスってことで、医療機関及び官公庁向けのITコンサルになります。


ってことなので、

もちろん私は、医療機関向けではなく、官公庁向けのITコンサルになるので、面接官も官公庁に対してコンサルをやっている方なんです。

そのため、官公庁に知り合いが多いみたいで、官公庁の話が多かったです。

お互い共通の話題があったので、雑談自体はうまくやれたと感じました。

が、しかし、ちょいちょい、面接らしい質問が飛び込んできたときにうまく答えられなかったです。


例えば、

「アクセンチュアで何をやりたい?」

「5年後は?」

みたいな、面接では当たり前の質問なんですが、

いつもこれの回答方法に困りながらもなんとか回答するんですが、今回は結構内容を突っ込まれてうまく答えられなかったです。


他には、ケース面接です。

って言っても明らかなケース面接ではなく、

雑談の中で、「こういった場合は、どうする?」なんて、気軽に聞かれました。

あまりに自然に聞いてきたので、ケース面接だって気づかずに、内容を分析することもなく、「こうすればいいんじゃないですか?」なんて、適当に答えてしまいました。


面接が終わってからケース面接って気づきました。完全に油断してました。

対策不足ですね。


他に想定していなかった質問として

「Big4コンサルとアクセンチュアのコンサルの違いは?」

ネットとかでもBIG4についてはいろいろ書いてあるので、記憶をたどりながらぎりぎり答えられました。

ただ、完璧には答えられず、中途半端になってしまいました。

ただ、面接官の考えている「違い」と、私の回答が以外に近かったのはよかったです。


面接の中で、間違った答えだったなと思ったのがもう2個ありました。

あ、2個もありました


「5年後どうなっていたい?」

5年後のことなんて想像つかないのでいつも回答に困っています。

いつもは、

「まず1年以内に給料に見合った働きを提供し、2年以内に給料以上の働きを提供できるところまで成長したいです。それ以降は、マネジメントができるようになりたいって」

フワッとした答えをしてます。

上記みたいな回答をすると、いつも微妙に流されて終わってしまいます。

おそらく面接官側からすればあまりに中身がない回答なので、要求された回答水準に達してないけど、これ以上に会話を広げられないと感じて質問を終わりにしているのだと思います。


これ、けっこうつらいですよね。面接のたびにこの質問のときは、あーー印象悪くなったって思ってます。

それで、話が戻ってアクセンチュアでの”5年どうなっていたい?”の回答ですが、

いつもみたいな回答するのが嫌だったので、思い切って「5年以内にどこにでも転職できるようなスキルを身につけていたい」って回答しました。

アクセンチュアとかコンサルはもともと長期的に働くことを目的として設計されていない組織で、特にアクセンチュアは転職率が高いところだと認識していたので、面接の場でそうやって回答しても問題ないと考えたのです。


大失敗でした。

転職についてかなり否定されました。

面接官は新卒からアクセンチュアで働いてきた生え抜きだったこともあり、転職に否定的な方だったのです。

転職に否定的な理由としては、転職をすることは、現在の仕事から逃げると考えているからみたいです。

偉くなりたいなら、金が欲しいなら、現在の職場で努力すればいいだけの話ではないか。

転職して職を変えることは、新たな知識を得るなど相当なエネルギーを使う割に、

キャリアップしきれないことが多いと考えてるみたいです。


実際にアクセンチュアから外に転職していく人の多くが、アクセンチュア内で出世できないから転職する人が多いみたいで、転職先も必ずしもキャリアアップになっておらず、キャリアアップになっていると思いこんでいるだけということらしいです。


うーーん、厳しいお言葉。

うん?

つまり、私は、公務員から逃げてきたと??

厳しい、、、公務員の仕事は単調で新しいことがなく、成長スピードが遅いってことでなんとか納得してもらえました。

まーー「逃げる」という言葉にそれなりに感じるところはありますが・・・・・


回答をミスったと思ったものがもう一個

「アクセンチュアでどんな仕事をしたい?」

これです。

そもそも、コンサルって何?

ITコンサルって何?

そんな状態で面接受けてるもんですから、「何したい?」

って聞かれても・・・・

一次面接でも聞かれたのですが、答えようがないですよね。


ITコンサルって何してるんですかね?

分からないなりにいろいろ答えたんですが


「え?どういうこと?」


って何回も聞き返されるんですよね。

ほんとつらい時間です。

でも、転職本にメジャーで乗ってるような質問ですよね。

そんな感じで、いろいろと相手の要求水準に答えられないことが多かった面接が終了しました。


結局条件面については一切話さず終わりました。


<面接後の所感>

面接の歯ごたえとしては、微妙ーでした。

全体としては、共通の話題があったこともあり終始良い雰囲気だったと思います。

しかし、何回か相手の質問に対して明らかに、要求水準に達していない回答がいくつかありました。

なので、面接の歯ごたえは微妙です。


後日キャリアエージェントから電話が・・・・

内定です!

わおっ!

オファーレター

内定に当たり提示された条件は、

 ・年俸480万

 ・住宅手当36万

 ・別途残業代

 ・想定年収650万?

 ・アナリスト(職務経験2年分認める)等など


内定通知書をなくしてしまったので詳しいことは忘れてしまったのですが、

確か、職務経験は2年分認めてもらえるということで、アナリストの3年目からスタートで最短で1年でコンサルタントへの昇格が可能みたいです。

ただアクセンチュアの知り合いに聞いた話では、最短で1年でコンサルタントになれるだけで、普通はもっと年数がかかると言われました。

年俸については、通常初任給は430万円らしいので50万分評価していただけたのだと思います。


想定年収650万については残業を月30時間ぐらいすると650万になるみたいで、人によっては800万超えることもあると聞きました。

まあ、聞いた話では残業代全額をチャージすることは難しいらしいですが・・・

アクセンチュアから提示された条件はこんな感じです。

年収が800万超えることもあるってすごいですねよね!


公務員は、基本給で800万は超えることはほとんどないので

夢みたいな給料!

40歳以上の上司たちが必死こいて稼いでる金を20代で稼げるなんで!!

すっごい心揺れますね。

いろいろ悩んだのですが内定は辞退しました。


一番の理由は、ITコンサルだからです。

知り合いのコンサルの方に聞くと、戦略コンサルとITコンサルでは考え方に大きな隔たりがあるみたで、ITコンサルはあまりコンサルっぽくないらいです。

通常コンサルは「これは、こうあるべきだ」と考えるのに対してITコンサルは「これは、実現可能か」といったような違いがあるみたいです。

もちろんコンサルも実現不可能か提案はしませんが、常に最善の状態を想定して、そこから実行フェーズを考えるのですが、ITコンサルでは現場サイドに近い目線から、できるかどうかを考えることが多いみたいです。(あくまで聞いた話です)

ただ、ITコンサルはすごい将来性を感じます。

ITは経済活動ででますます重要になってきています。

さらに、FinTecやIoT等新しいサービスも増えています。

そういった意味で、将来的に一番リスクが少ない選択肢の一つなのかもしれないですね。

でも、20代の私には、リスクより今私が何をやりたいかです。

リスクを取らないのであれば転職しなければいいだけです。

4.さらなる転職体験談、ファームごとの年収情報について

アンケートにご回答いただいた方には非公開の転職体験談を公開しています。

また、当HPでは継続的に読者の方からオファー年収情報を収集しデータを分析しています。

(ファームごとのオファー年収詳細、みなし残業時間、時給に直すといくらになるのか等)

これらの最新のデータも公開しておりますので、アンケートのご協力をお願いできないでしょうか。

5.解説:アクセンチュア、Big4の転職関連情報等

本ブログの内容をMinagaraRチャンネルで3回に分けて公開しています。

また、Youtubeでは、Big4やアクセンチュア転職にまつわる動画を中心に公開していますので転職活動の参考にどうぞ。

その他アクセンチュアの転職体験談

アクセンチュアとBig4の比較

アクセンチュアとBig4の決算比較解説です。

アクセンチュアの転職体験談等、Big4、アクセンチュアの転職関連動画

本体験談や、他の方の体験談を動画で公開しています。

本ブログを動画化したもの

視聴者からご提供いただいた転職体験談

Big4、アクセンチュアの比較解説動画